あんなHIVからこんなHIVまで!みんなのHIV体験記

友達へ

ケンシロウ&ラオウさん(27)

■友達へ

俺が感染していることが判って、そのことを告白した時、
案外ショックを受けてないみたいやから、安心したって言ってくれたよね。
うん。
ショックを受けなかったって言ったのは嘘やで。

やっぱこんな病気になれへん方がいいし、へこんだわ。
先のこと考えたら不安やし、バレたらどうしよう、
バレたら、みんな離れていくんちゃうかった怖かった。
だから絶対、誰にも言わへんって決めてた。


でもよく俺のことを親友と言ってくれるお前と遊んでる時も
感染が判ったことを黙っていることがずっと嘘をついてるみたいで苦しかってん。
一緒に遊んでたら病気のこととか忘れさせてくれたけど、やっぱ頭の片隅に残ってて、
本当のことを言ってない自分が、ずっと嘘をついてる気がしててん。

言った所で、この病気が消えるわけでも無いし、
もしかしたら、お前に心配かけるだけかも知れへんって。
本当のことを告げたら、離れていくんちゃうかって思ってた。
でも、それでもしゃあないかって。

俺が逆の立場やとしたら、やっぱ怖いと思うしな。
簡単に移らないってわかっててもどう接したらいいんやろうって悩むと思うし、
ウザイよな〜・・・

でも判ってて欲しかってん。
うまく言われへんけど、何かして欲しいから言ったんじゃなく、
俺のこと判ってて欲しかってん。


言った直後のお前の顔は、凄い驚いてたよな。
当たり前やな。ごめんな。驚かして。
でも、驚きながらも、平静を装おうと無理してた顔がおもろかったで!

言って変わった事と言えばHIVのことも一緒の時に何気なく話せたり。
病気にまつわる事の話題が会話のカテゴリーの中に増えたってことぐらいかな。
照れくさいけど、この病気になっても、
基本的に変わらず生きていける勇気をもらったよ。
感染が判ってから俺に恋人が出来たことを自分のことのように喜んでくれたよな。


お前と友達になれた自分のことも好きになったし、
お前のことも、もちろん好きやで!
あ、もちろん、友達として、やから!
これからも色々あると思うけど、宜しくな!


ケンシロウ・大阪在住・20代後半・ポジ歴2年半(2005年3月)




■友達へ

ケンちゃんにHIVのことを告白された瞬間は滅茶苦茶びっくりした。
ゲイとHIVが近しいのは何となく判ってたんやけど、
「まさか自分の親友が・・・」とびっくりした。
HIVなんて自分とは関係ない遠いところの話やと
マジで思ってたんでむっちゃびびった。
んで自分もケンちゃんなみに(以上か(笑)?)かなり遊んでるから
「ひょっとして俺もヤバイかも・・・」って思って、即検査に行こうと心に誓った。

んで翌週生まれて初めて性病検査に行ったよ。
検査の結果何も無くホッとした。

ケンちゃんがHIVやからどうのこうのというのは全くなかったなあ。
むしろそんな秘密にしときたいことを正直に教えてくれたのがすごいうれしかった。

普通の遊び友達ならしっっば重いことって隠しといてテキトーな友達関係するやん?
でもケンちゃんは俺に嫌われるかもしれない・・・という怖さを乗り越えてまで、
俺のことを信じてくれた。
そのことに感激したなあ。

それまでもすごい気が合ってこっちが勝手に親友やと思ってたけど、
ケンちゃんも俺のことを親友やと思っててくれたんやと判ってムチャうれしかった。


ホンマやったら親友の体調とか気遣って
朝方まで堂山連れ回したりとかしたらあかんのかもしれんけど、
ケンちゃんはHIVが判明する前と全然変わらん風に俺と付き合ってくれるから、
HIV判明の前と全く変わらない遊び方をしてます。

それがいいのかあかんのか判らんけど、前とおんなじやねんもん。
付き合い方変えることないよね?
もし無理させてたりするのなら心の底から謝ります。ごめんね。

しんどかったり精神的につらかったりしたら何でも言うてや。
俺じゃなんの役にも立たんかも知れんけど。


でも親友がHIVだと判ってから変わったのは、
ハッテン場では絶対生でアナルをしなくなった。
絶対付けてからヤるようになったわ。
入れる時も入れられる時も生はそれ以来ナシです。

でも俺のあかんとこはフェラなんよね〜。
フェラだけはどうしても生がいい・・・。
コンドームはめたティンコはやはりどうしても不味いんです。
危険は十分承知なんやけど・・・。

ガマン汁って美味しくないです?
ガマン汁精液うんぬんより以前に、
コンドームフェラが俺にとってはすごい苦手な味覚です。
いけないとは知りつつも、つい・・・(>_<)


ラオウ・大阪在住・20代後半(2005年10月)

この文章はHIV陽性者および、その周辺の人々の手記を集め、冊子や展示、スライドショウなど様々な媒体でHIV/AIDSに関するメッセージを発信するプロジェクト「+ー=○」(プラスマイナスイコールマル)
からご提供いただき掲載をしています。

http://equalpartner.web.fc2.com/

これは、友達同士の手紙の交換という形式で記された文章です。
HIVの存在を通した親友同士のやりとりから、温かい想いやさりげない気遣いが伝わってきます。

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